続きます・・・

2001年1月11日
これを読む前に10日のにっきをどうぞ・・・
暗いです。


そして、昨日のことです・・・
(なんだか、日づけが、ずれてますが、気にしない、きにしない・・・)
前前日の疲れが、残っていたのか、1人で、留守番をしていた私は、1時(昼の)すぎぐらいから、ウトウトしていました。
眠い眠い。睡魔がおそってくるーーー
そこに、ごそごそしている音・・・

ん??

そう思って、「どーした??」
犬に呼びかけます。

犬が顔をあげます。

そこに・・・犬が一匹・・・母犬の口にぶら下がってます。

あれ?

と思いつつ、産まれた犬を確認・・・
一匹、二匹・・・・・・7匹。

あれあれ?ちゃんといる。
てことは、今、この子の口にいる犬は??
そこで、私は、とんでもないことに気づいた。

8匹目!!!!????
し、しかも、食ってる!!??

母犬は、凄い勢いで、足にかみついてます・・・
我に返り、母犬から、その子犬を奪います。
まだ、息がある。
死なないで・・・
そう、私が、ウトウトしている間に生まれたみたいです。でも、生まれるのが、遅すぎたか、私が、気づくのが、遅すぎたか、子犬は、ぐったりしていて、全然うごきません。
母犬を見ると、彼女も、ことがよく分かっていないようで、目が、不安そうに私を見ています。
すぐに母犬から、離すと、持っていったらだめとでも言うように、私の、手を、押しのけようとしています。

子犬は、全然動かず、口が、半分開いたままで、ぐったりしています。タオルで、拭きます・・・
かすかに息が・・・でも、冷たい・・・
なんて、冷たい体なんだろう・・・

「がんばって、ごめんね・・・気づいてあげられなくて・・・ごめんね・・」

母犬は、私の方を見ています。
死なすもんか・・・
お父さんに電話をします。
「まだいたの・・・まだ・・・どうしよう・・
足が・・・あしが・・・全然動かないの・・・
どうしよう・・・まだ、いたの・・・
しにそうなの・・・・・」
声になりません。自分が何を言ってるかもわからない。お父さんが、帰ってきます。
そして、お父さんは、子犬をヒーターの前へもっていきます。私は、母犬のトコで、まだ、様子が飲み込めていない
母犬にあやまります。

「ごめんね、ごめんね・・もうちょっと早くきづいてれば・・・ごめんね・・」

といいながら、一生懸命、なだめます・・
母犬も、それに反応するように、「クンクン」鳴いています。

そして・・・

「だめだな・・・」

お父さんの声・・・

子犬を、母犬に近づけます。
始めは、ぺろぺろなめていましたが、
すぐに、興味をなくしたのか、他の子犬をなめます。

そのとき。だめなんだな・・・ってはっきり思いました。

まだ、息があるけれど、冷たい赤ちゃん。
一生懸命生きようとしているけど、その命の炎は、だんだん消えていきます。

声にならない声・・・

私は、どうにもならないと分かっているはずなのに、
一生懸命タオルで拭いてやります。手が震えてうまくいきません
涙が後から後から出てきます。
ひたすら子犬をさすりながら、つぶやきます・・・

「ごめんね・・ごめんね・・・」

見ると、尻尾がありません・・・
右足が、裂けています・・・

母犬が、食べていました。

動物界には、良くあることだと聞きました。

母犬も、たぶん、鳴かない赤ちゃんを見て、鳴かそうと努力したんだと思います。誰も、せめられない・・・

残る罪悪感・・・

私は、ふらふらでした。

辛くて、辛くて、どうしたらいいのか分からない。

でも、しかたがないこと。

生まれてくるのに時間がかかりすぎた・・・
もう一匹いるなんて・・・全然疑わなかった・・・

今思えば、最後いや、7匹産んだ後に、新聞紙を引っかいてる母犬・・・
たまに力んだように背中を丸めていました。
それが、合図だったのかな・・・と思います。
それに気づかなかった私。
気づいてあげられなかったわたし・・・

自分を責めました。
どうしようもないと分かっていても・・・
納得がいかなかった・・・

「生きても、この、足では、普通の生活が出来なかったんだから、しかたがないよ」

私の親がいいます。

そうなんだけど・・・そうなんだけど・・・

私の頭の中を、駆け巡ります・・・

そして、冷たくなった赤ちゃん。
死後硬直が始まり、硬くなっていく子犬・・・

何も、出来ないわたし・・・

母犬は、何事もなかったかのように、他の子犬にかまっています。

自然の摂理・・・

やるせない気持ち・・・

大切な命・・・

私は、考えさせられます。

こんなこと、書かなくても良かったのかもしれない。
でも、書かなきゃ・・・と思った。
私は、この子を忘れない。

世界中のたくさんの出来事のほんのちっぽけな出来事かもしれないけど・・・
私は、何かを学んだ気がします。

うれしさ、悲しさ、そして命のこと・・・

たかが、犬かもしれない。でも、命が、生まれて、燃え尽きてしまった。たった数時間しか生きられなかった。
でも、誕生の喜び。を忘れてはいけないと思った。

意味もないのに生まれてくる命はないと思う。

この子も、ちゃんと、生まれて、生まれてくることの
意味を教えてくれたと思います。

命の尊さを教えるために生まれていたのだと私は、信じたい。

他の兄弟たちが、元気に育ってくれることを、心から、願いたい・・・


私の、文章力のなさにも、あきれてしまいましたが、
何を伝えたかったのか・・・・
読んでくれて、ありがとうございました。
明日から、また、頑張ります。

死んでしまった、子犬にも、感謝の気持ちを
送ります。

生まれて来てくれて、ありがとう・・・








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